春日隣保館(かすがりんぽかん)での連続講演会
中上健次が「新宮の被差別部落での連続公開講座は、『枯木灘』から『紀州』に向かって引いた私の線の延長線上にある。」(「風景の向こうへ」所収)と位置付ける、毎月8回にわたる連続講座は、1978(昭和53)年2月から始められた。会場は、春日隣保館2階和室、車座形式で。依頼講師による講演と、中上の連続講座。石原慎太郎から吉本隆明まで。中上健次編「文化の地平」(昭和54年12月・非売品)が刊行されている。

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