顕彰碑が建てられた
記録されている碑文には、次のようにあった。ひらがな書きに直した。 「(表面) 明治時代の偉人 桜田百衛の碑 桜田百衛君は岡山の人 明治十六年一月 友人中村菊也の家に歿す 君 明治の初め上京して 英 仏語 政治の学を修む 十四年 自由党の起るや之に与る 而して文学の政治改良に効あるを悟り 政治小説を創始す 之 文学史上 不朽の功績たり 記念として 此の碑を建つ焉 (裏面) 昭和四十一年一月 施主 友人中村菊也 後学柳田泉 瑞泉寺」 撰文をした柳田泉は、早大教授でわが国を代表する近代文学研究者。特に『政治小説研究』の書があり、桜田の発掘者。

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