「紀州熊野の霊祠に於いて香を献ず」という詩
阿須賀神社の境内に、この無学祖元の詩を刻んだ碑がある。現代語訳して記せば次の通り。 「(大意)徐福先生は、不老長寿の薬草を採りに行かれてからまだ帰られません。その後、故国中国の山河は、幾度も戦争があって混乱しています。今日は、先生をお祀りする熊野の杜に、はるかに香を捧げます。老僧のこの私も先生と同じように、戦乱の故国を避けて日本にやって来ました。 若林芳樹 訳」

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