日本の民家
写)1922(大正11)年5月 鈴木書店

今和次郎著「日本の民家」は、1922(大正11)年5月鈴木書店から刊行されている。日本民家の簡潔な入門書。大正期、柳田国男らの手引きで行った民家調査に基づいて書かれたもの。村の日常生活を含めて描き出されたスケッチを多数収録。熊野の民家の特徴として、屋根の杉皮葺(ぶ)きに石を乗せてある様子、石垣の積み具合、雨除(よ)けの妻の切り方などを指摘している。岩波文庫本にも収められている。

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