入道前太政大臣
作者の入道前太政大臣とは、鎌倉時代の歌人西園寺実氏(さいおんじさねうじ・1194-1269)のこと。土御門(つちみかど)天皇以来6代に仕え、1236(嘉禎2)年従一位に、1246(寛元4)年太政大臣に昇進、さらに天皇の外祖父ともなって、67歳で出家。約50年間作歌活動をつづけ、藤原定家に「上京の門弟」と称えられ、「続古今和歌集」には60首が入集している。

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