始業合図の「大太鼓」
第一小学校(丹鶴小学校)の名物「大太鼓」。佐藤春夫の「わんぱく時代」の書き出しは「 そのころ、この町の小学校では、小使(こづかい)が三階の太鼓部屋で大太鼓を三分ほども打ち鳴らして授業はじめの合図にしていた。学校ではこの太鼓部屋を、放課後に時々行儀(ぎょうぎ)の悪い児童を留(と)めおき閉じ込めて罰(ばっ)していた。」とある。戦後新築校舎になってからは、玄関入口に置かれていた。もとは、新宮城内での登城を告げる太鼓であったと言う。 現在は神倉小学校に保管されている。

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