2階小展示室「わんぱく時代」コーナー
もとの納戸だったところを、春夫少年時代の展示室、「わんぱく時代」のコーナーとしている。本人及び両親の写真や初恋の人・大前俊子の写真、それに中学時代の成績を記す当時の教諭の閻魔帳(えんまちょう・成績表)等を並べている。 中学4年(いまの高校1年)から春夫の創作発表が始まる。「明星」への投稿短歌で、「わが灯火七たび明りあなあわれ七たび消えぬ風もなけれど」が、明治41年 7月号に石川啄木選で載っている。次は、中学の先輩で新詩社同人の和貝彦太郎(夕潮)が主宰する同人誌「はまゆう」復刊号(明治41年8月号)で、春夫はその表紙絵を描くとともに作品『馬車』『食堂』を発表している。

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