地元民の懸命の救助
この頃の三輪崎漁民の救援活動でもうひとつ忘れられないのは、1889(明治22)年8月の熊野川の大洪水の際、多くの漁船を広角峠を越えて運び、浸水した新宮町民を救助した功績で、大石誠之助の兄、大石余平(よへい)なども尽力した。漁民だけではない。この時の新宮や熊野川奥への供出米による救済活動も長く語り草となっている。

戻る