文京区の自邸を移築
東京の文京区関口町にあった佐藤春夫の旧邸を移築、復元して、1989(平成元)年11月、そのまま記念館として開館したもの。 1910(明治43)年18歳で上京した春夫は、しばしば転居を繰り返しているが、1927(昭和2)年構えた自宅がこれ。アーチ型の窓で飾られた西欧風の瀟洒(しょうしゃ)な建物で、それ以後、一時、信州の佐久に疎開した時期を除いて、72歳で急逝(きゅうせい)するまでの終(つい)の棲家(すみか)となった。

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