「大王地(だいおうじ)」と「寺町(てらまち)通り」
この辺りは、熊野別当の屋敷があったことから、「別当屋敷(べっとうやしき)」の地名が古くから残っており、むしろ通称の「大王地」の方が新しい。「大王地」の由来は、もとこの地にあった長徳寺(ちょうとくじ)の小社に大王子があったことによる。 山際には、「寺町通り」さながら、北側から、「清閑院(せいかんいん)」「瑞泉寺(ずいせんじ)」「松厳院(しょうがんいん)」「清涼寺(せいりょうじ)」「本広寺(ほんこうじ)」などが点在する。 「別当屋敷の家並み」が、昭和61年7月建設省から郷土手作り賞を受賞していて、その記念のモニュメントが瑞泉寺(通称大寺・おおてら)横に建立されている。また、隣の清閑院の石垣上には明治22年の大洪水の際の到達地点の標識があり、これも必見。


戻る